近接型視力検査器は一般に一坪検眼器と呼ばれています。


だいたい視力表まで1メートルくらいで、検眼システム(ホロプター、レフラクトメータ、テーブル、視表等)を含め一坪に収まるのでそう呼ばれているようです。
この一坪検眼器は当店にもあります。というのも、メインで使っているニコンの5メートル視力表がだいぶ年季が入ってきていつ壊れてもおかしくない状態になっていたのでバックアップとして設置しました。
幸いにもこのニコン製たいした故障もなく今日に至っています。なのでこの一坪検眼器の出番がずーとないままです。
さて、この一坪検眼器は両眼視検査に向いていないことを前に書きましたが、一般の視力検査(片眼遮蔽屈折検査)ではどうかというと、視力表は仮装(バーチャル)で5メートル視力表と同じ視角になっているので視力の精度には問題ないようです。ただ視力検査時お客さんに視力表の枠を意識させないよう検眼しなければならないというやっかいな問題があります。枠を意識すると「よからぬ調節」が入り近視の過矯正、遠視の低矯正となってしまうからです。次回は「よからぬ調節」について投稿予定です。