「道路の中央分離帯や、遠くのものが二重に見え怖くて運転出来ない。」という悩みを、プリズムメガネで解決できた事例。
検査結果
検査をすると強い内斜位と強い近視を併せ持っていました。
ポラテストによる両眼視検査で内斜位が28プリズムあり。
右目の度数が近視性乱視で S-6.00C-1.25Ax10°
左目の度数も近視性乱視で S-6.25C-1.00Ax10°
両方にプリズムを振り分けそれぞれ14プリズムベースアウトでテスト装用をしてみたら、
違和感もほとんどなく、「これならかけられそう」という返答を得た。
ドイツRODENSTOCK社では、強度プリズムレンズを作っていました。
困ったことに
プリズムが強すぎて国内レンズメーカーでは作ってないとのことでした。
そこで
マリビジョンの西本氏を通じドイツのRODENSTOCK社から空輸してもらいました。
そのレンズは何度かの打ち合わせして約3週間後には手元に届きました。
レンズパッケージが下記写真です。
届いたローデンストック製レンズ
出来上がった強度プリズムメガネ
出来上がりメガネでの点検結果
- 強いプリズムの影響による視力低下なし
- 両眼視検査で精密立体視もなんなくクリアー
- レンズの厚さから来るメガネの重さもあまり気にならない
連休に予定している旅行は、安心して運転できると言ってお帰りになりました。
世界で探すと見つかる「強度組込みプリズムレンズ」
- 「斜位・斜視が強く、対応出来るレンズがない」と言われ膜プリズムで我慢しているかた
- 本来必要なプリズム量より少ないプリズムで我慢しているかた
- 両眼明視をあきらめているかた
海外に目をむけると強度組込みプリズムレンズを作っている会社があります。
もし強い斜位で悩んでいるようでしたら
いちどプリズムに詳しいメガネ店にご相談されたらいかがでしょうか。