白内障術前・術後メガネ
白内障は目の中の水晶体が濁りものがよく見えなくなる病気です。外傷でも起きますが、年をとってからの白内障は老化現象の一つと見なされています。解決方法は濁った水晶体を取り出し、代わりに人工水晶体を入れるのが今の主流です。
白内障術前メガネ
白内障が進行してくると屈折度数が変化する場合があります。それと同時に光がまぶしく感じる方も増えて来ます。当店では
- 普通のカラー染色レンズ
- 遮光レンズ
- ネッベックレンズ
- 偏光レンズ
- 調光レンズ
など高機能カラーレンズを見本でお試しいただけます。
白内障術後の眼内レンズ
今の白内障手術は、濁った水晶体を取り出し人工水晶体を挿入します。挿入するレンズの度数によっては
- 不同視による不等像からものの大きさが左右眼で異なる状態になったり。(特に片眼だけの手術の場合が多い)
- 左右眼で網膜像の位置がずれる(人工水晶体の傾きと考えられる)斜位になったり
するのが見受けられます。
術後は調節のきかない単焦点の人工水晶体が挿入されるのがほとんんどなので、ピントの合う距離がひとつになります。
- 遠くが裸眼で見えるような度数の人工水晶体を挿入すると近くではピントがあわないので近用メガネが必要になります。(理想の屈折度数=±0)
- 近くが裸眼で見えるような度数の人工水晶体を挿入すると遠くのピントがあわないので遠用メガネが必要になります。(理想の屈折度数=-2.50~-3.00D)
- 強さにもよりますが乱視があれば遠くも近くもメガネが必要になる事があります。
- 手術しないほうの屈折度数に合わせ遠視状態にした場合は遠くも近くもメガネが必要になる事があります。
- 遠くも近くも裸眼で見えるようにするには保険適用外の遠近両用の眼内レンズもあります。(今のところメガネの遠近両用の見え方にはほど遠いようです。)
人工水晶体には選べる種類や度数がありますので、担当医とよく相談しましょう。