深視力メガネ

深視力メガネについて

深視力の弱い方に両眼視機能検査などからその原因を探し出し、 深視力能力アップの補助や改善を行う深視力対応メガネです。 深視力メガネは、
  • 「両眼視機能不良」から生じる精密立体視の低下や
  • 「眼球運動不良」から生じる動体視力の低下の
改善を目的として調整されたメガネで、 三桿法(さんかんほう)による深視力検査に合格するとともに、 通常ドライバーが深視力(奥行き感)に不安を感じることなく運転出来るよう考慮されたメガネと考えています。
  • よって深視力メガネは、普通のメガネと異なる作り方をする場合も多々あります。
  • 時には視力をおさえた弱い度数になることもあるし、
  • 多少強い度数になることもあります。
  • さらにプリズムが加わった度数になる場合もあります。

深視力メガネの予算

深視力メガネは度数や使うフレームにもよりますが、一式6万円台からになります。また、現在、検査代や合格指導料は特に頂戴しておりません。さらに合格の可能性が低い場合は、無理なお勧めはしておりません。

当店の深視力検査内容

深視力能力が弱い原因は?

深視力が弱い原因を色々な角度から調べます。検査は沢山あり全て受けて頂く事もあります。
  • 視力検査
  • 両眼視機能検査 調節と輻輳
  • 立体視検査 第二立体視、精密立体視
  • 深視力検査 深視力計による検査
  • 眼球運動検査 追従性眼球運動、衝動性眼球運動、
深視力不合格の原因は千差万別です。原因探しの検査と対処の決定に1時間以上かかることもしばしばです。それゆえご来店の際は充分な時間的余裕をもってお越し下さい。 ※深視力合格のサポートを始め20数年近くになりました。これまでに数多くの体験を積むことが出来ました。深視力でお困りだったお客さんから貴重な体験を戴きました。これからは、深視力でお困りの方に生かして行きたいと思っています。ご協力やら貴重な体験をさせて頂いた皆様に心から感謝しています。

深視力試験法

試験場で行われる深視力試験について

深視力検査は、 垂直に立てられた2本の固定棒の間を一本の可動棒が前後に移動する仕組みになっていて、これら3本の棒が一直線に並んだと感じたとき受験者が合図をします。それを受けた試験官が移動棒を止め、その時の移動棒と固定棒の前後差で深視力を測定します。 運転免許試験場で行われるのは、 測定距離が2.5メートルで測定回数が1.5往復(=中央の移動棒と脇の固定棒二本が3回一直線に並ぶ)で、ズレの距離を平均し2cm以下の場合(3回のズレを全部足し6cm以下と同じ)を合格としています。 また、この深視力検査は「三桿法」(さんかんほう)とも呼ばれてい ます。三桿とは三本の木の棒の意味で「桿」は操縦桿などに使われています。 最近、自動車試験場や警察署に設置されている検査機器の中に道路交通法施行令23条にある2.5メートルの距離を実際に確保しないバーチャル2.5メートル用があるようです。 あれは実際の視空間とは異なるため難しいと思います。 最終検査は、やはり道路交通法施行令23条にある2.5メートルの距離を保った検査機器で合否の判断をして頂きたいと思います。 幸い当地の神奈川県では、深視力の最終検査は実際の2.5メートル距離用検査機器で検査されているので安心してます。

深視力検査の動画を作りましたのでご覧下さい。

当店設置の深視力訓練器について

当店設置の深視力計は検査する人(店主)が深視力計を操作する事はもちろん試験を受ける人(お客さんが)が深視力計を操作して訓練する事も出来ます。ただし当店設置の深視力計の可動幅は法令と同じものと半分の長さのものがあります。

道路交通法施行令23条

法令による深視力計の決まり(道路交通法施行令23条

  • 奥行知覚検査中央零点より被検者までの距離は2.5mで試験官が移動棒のハンドルを操縦するものである。
  • 検査器内の照度は150~200ルックスとして器内に陰が生じないようにする。
  • 検査器の上部および側部は、それぞれ側板を張り、外側の中央部の一部を開閉式とする背景の色は白色、指標の色は黒色(つや消し)。
  • 三桿の間隔は3cmで、中央の桿は前後20cm移動する。

視力の合格基準

    • 大型免許、中型免許、大型自動車仮免許(以下「大型仮免許」という。)、中型自動車仮免許(以下「中型仮免許」という。)、牽引免許及び第二種運転免 許(以下「第二種免許」という。)に係る適性試験にあっては、
    • 視力(万国式試視力表により検査した視力で、矯正視力を含む。以下同じ。)が
      • 両眼で〇・八以上、かつ、
      • 一眼でそれぞれ〇・五以上であること。
    • 原付免許及び小型特殊自動車免許(以下「小型特殊免許」という。)に係る適性試験にあっては、
      • 視力が両眼で〇・五以上であること又は
      • 一眼が見えない者については、他眼の視野が左右一五〇度以上で、視力が〇・五以上であること。
    • 前二号の免許以外の免許に係る適性試験にあっては、 視力が両眼で〇・七以上、かつ、一眼でそれぞれ〇・三以上であること又は一眼の視力が〇・三に満たない者若しくは一眼が見えない者については、他眼の視野が左右一五〇度以上で、視力が〇・七以上であること。

深視力の合格基準

      • 大型免許、中型免許、大型仮免許、中型仮免許、牽引免許及び第二種免許に係る適性試験にあっては、三桿法の奥行知覚検査器により二・五メートルの距離で三回検査し、その平均誤差が二センチメートル以下であること。

深視力訓練の意義

単眼による深視力訓練器による深視力訓練の意義

個人差はありますが、単眼視でも深視力訓練をすることで深視力攻略は可能であると考えます。
      • 網膜上の大きさ(網膜上に映る像の大小から) 両側の固定棒と中央の移動棒が距離により大きさが異なるので、差が解りそうならなら深視力訓練する意義がありそうです 。
      • 明瞭さ(視対象の色彩) 両側の固定棒と中央の移動棒の明るさの差が解りそうなら深視力訓練する意義がありそうです。
      • 光の陰影(重なり合う物体の陰影から) 検査器内部が陰が生じないように出来ているので深視力訓練の意義はなさそうです。
      • 調節作用(水晶体の調節作用に伴う眼筋収縮による情報が、中枢に伝達され生じるもの) 深視力訓練の意義がないとは言えないと考えています。
      • 空間視の差(中央の移動棒と左右の固定棒の隙間の差が見る角度により異なる) 左右の隙間の差が解りそうなら深視力訓練する意義がありそうです。

単眼による奥行き認知の手がかり

単眼でも両眼でも経験から判断できるものとして

      • 対象物の大きさ、
      • 対象像の直線的遠近、
      • 視対象の重なり、
      • 視対象の明瞭さ、
      • 視対象の色彩、
      • 視対象に付随する陰、
      • 視対象のきめの密度の勾配

単眼での生理的手がかりとして

      • 水晶体調節
      • 視対象の相対運動
単眼でも以上の事から深視力を得ることが可能と考えられます

深視力メガネでの深視力訓練の意義は?

深視力に合格出来なかった方は、深視力メガネを掛けただけではうまくいかない場合があります。それは正常な眼球運動が身に付いてないからです。深視力メガネを掛けて行う深視力訓練器での深視力トレーニングやブロックストリングスは大変有意義であると考えています。

動体視力と静止視力

対象物が静止してい時の視力を静止視力、対象物が動いている時の能力を表す視力を動体視力といいます。つまり、目と視対象の相対的な動きでどちらも動きがない時の視力を静止視力といいます。 眼科・眼鏡店での普通の視力検査は静止視力検査と言えます。動体視力には横方向の動きを識別するDVA動体視力と、前後方向の動きを識別するKVA動体視力があります。深視力試験や球技などの多くのスポーツは動体視力と密接な関係があります。一流選手は優れた動体視力を持っていると言われます。また、訓練により動体視力は向上します。

深視力と遠方立体視について

立体視検査と深視力検査は似かよっている部分とそうでない部分があるので、整理してみました。

深視力と遠方立体視の関係は図のように考えています。

A 深視力は問題ないが立体視は不良 (両眼視機能(同時視・融像・立体視)等に問題があるが、両眼視差以外の手がかりが働く) B 立体視は問題ないが深視力は不良 (両眼視機能に多少問題があるか、眼球運動(動体視力)に問題がある) C 立体視も深視力も問題ない。 矯正視力や両眼視機能に問題がない。 D立体視も深視力も不良
      • 矯正視力が悪い
      • 両眼視機能に問題があり両眼視差が得られない
      • 経験的手がかりも弱い
      • 眼球運動(動体視力)が悪い
原因が一つの場合や複数にまたがる場合もあります。

立体視検査と深視力検査について

立体視検査について

立体感覚

三次元上の物体が立体的に見える事であり視差のある左右眼の映像が融像される事に於いて生じる。立体視検査には次のようなものがあります。
  • Titomus Stereo Test(偏光フィルターによる両眼の分離で行う近方での検査)
  • Randam Dots Stereogram(偏光フィルターを使用して無数のドットで出来ている2枚のプレートから浮かび出る図形と量を当てる近方での検査方法)
  • 位相差ハブロスコープ(左右の眼前に90°の位相差をもって高速で回転するセクターとプロジェクトからなる機械での遠方での検査方法)
  • Pola Test(偏光視標による両眼の分離で行う遠方での検査方法)
  • 大型弱視鏡(左右の境筒に立体視スライドを入れ検査する方法)
  • 輪とうし法(針金の先に直径2cmほどの輪を作ったものとL字に曲げたフックを使った検査法)
  • Tranaglyph(赤緑印刷された透明なプラスチック板を赤緑眼鏡をかけて見る検査法)
  • Vectogram(Tranaglyphと違い偏光視標と偏光眼鏡をかけて見る検査法)

深視力検査について

視物がある物体より手前にあるか奥にあるかの感覚で、融像されてもされなくても、また単眼でも生じます。深視力検査には次のようなものがあります。
  • Frisby test(三桿法に似ているそうだが、古くて国内では使われていないようだ)
  • 三桿法

立体視検査で深視力検査の代用は可能か?

深視力計のかわりに、偏光ポラテストの精密立体視検査をして済ませている人も多いと思われます。 というのも、偏光の精密立体視に は、視角40秒のものもあり、これがほぼ深視力計の合格圏内前後2cmに匹敵します。 それをもって「精密立体視ができれば深視力は合格する」と判断してい るのでしょうが、それで充分だとは言えません。 精密立体視ができても深視力検査(三桿法)が出来ない方は沢山いらっしゃいます。 わかりやすい違いは精密立体視検査は静的な検査で深視力検査は動的な検査です。 つまり深視力検査は中央の棒が動きます。それを見逃さないための眼球運動が加わってきます。 また精密立体視ができない人は、深視力練習器がなければどうしようもないのです。 繰り返しになりますが、 免許試験はあくまで「三桿法」によるものであって「偏光の立体視」ではありませんから、代用は難しいと考えた方がよろしいでしょう。