立体視(両眼視で得られる最高次元の立体感覚)が出来てないと眼科で言われたお子さんの事例です。
一人は、野球でフライが捕れないという学生さん、もう一人は不同視と強度乱視で眼科受診時立体能が育ってないのでこの年で立体感覚の獲得は無理と言われた学生さんです。
本当に立体感覚がなければ、立体感覚を必要とする外科医やパイロットの職業につくのがむずかしくなります。
本人を含めご家族にとっては「あ そうですか」と言う訳にはいかないほど重大な事と思います。
当店で両眼視機能検査をしたら立体感覚に変換する能力(立体能)が失われていたわけではなく、視機能に問題があり深視力メガネで立体能を目覚めさせることに成功しました。
立体視を判断する検査に眼科で良く使われているのが下のフライテストです。「偏光めがね」を掛けて「はえ」の羽が浮き上がりがわかり、羽をつかもうとする仕草があれば立体視があると判断するものです。この検査は視力、両眼調節バランス、斜位、調節力などを補正した上で行わないと両眼視がないと判断されるケースがあります。残念ながら眼科(大学付属病院も含む)では視力以外の両眼視に関する検査をスルーして立体視検査しているところが見受けられます、(保健医療という制度の中ではしかたない面もあると筆者は考えています)実際この二人もそうでした。もし同じような事でお悩みでしたら視機能検査を行っている眼科や眼鏡店に相談されたら良いと思います。
前述の2人は視力、両眼調節バランス、斜位、調節力などを補正した上で検査したら弱いながら立体能が残っていました、深視力メガネを掛けていれば今以上の立体能を獲得できる可能性が充分にあるので深視力メガネを使うことになりました。本人も親御さんも将来を心配されていたのでとっても安心そして喜んでいただきました。2024/11/01