私たちは、外界の情報を感覚器官(目・耳・皮膚・舌・鼻など)を通して取り込んでいます。
その中でも、目が取り込む情報量は、全体の7割〜8割くらいだと言われています。目というのは、とても重要な感覚器官なんですね。
目の良さを表す指数に「視力」がありますが、これは目から取り込まれる外界の映像がはっきり見えているかどうかを表す指数であり、いろいろな活動をおこなううえで非常に大切なものです。
しかしながら「視力」とは、あくまで「見た映像がはっきり取り込まれているかどうか」を表しているだけで、目による情報取り込み能力のすべてを言い表したものではありません。
どういうことかというと、「視力」は見る能力の一部であって、他にもたくさんの目の機能があるということです。そして、それらすべての目の機能がうまく働いてはじめて、学習やスポーツ、仕事などの活動の中で「しっかり見える」状態がキープできるということなのです。

目の機能
1.遠見視力
2.近見視力
3.調節機能(調節力)
4.輻輳機能(輻輳力)
5.調節と輻輳の関係
6.眼位異状(斜視.斜位)
7.両眼のチームワーク(不同視.不等像視)
8.目の運動